投稿日:2008/07/14投稿者:杉原厚吉
   第10回「高校生のための数理工学見学会」

 時:2008年8月8日(金)10時から16時まで
 所:東京大学本郷キャンパス工学部6号館、14号館
 共同主催:東京大学工学部計数工学科数理情報工学コース
      東京都高等学校数学教育研究会

 参加申し込み先: 東京都高等学校数学教育研究会 大橋志津江
         (東京都立戸山高等学校) FAX 03-3204-1045

プログラム

(午前)

 9:40〜10:00     受付

10:00〜10:05    あいさつ

10:10〜11:00    講義1

 「スポーツスケジューリング」           

 オリンピック・プロ野球・高校野球・Jリーグといったスポーツイ
ベントにおいて,イベントの盛り上がり,チーム間の公平性,円滑な
大会運営のためには,絶妙な試合日程や対戦組合せを決定する必要が
あります.どのようにすれば,良い試合日程(スケジュール)を組む
ことができるのか,いくつかの具体的な例を通して考えていきます.


11:10〜12:00    講義2

 「確率・統計で遊ぶ」                

 コインを実際になげて表の出た回数を数えたり,トランプの数当て
ゲームなどで遊びながら,確率の計算がどのように現象に適合するの
かを体験します.

12:00〜13:00     昼休み

(午後)

13:00〜16:00     見学

テーマ1.「丸太乗りロボットの安定化とその数理」   

 ロボットなどを望み通りに動かす技術は「制御」と呼ばれ、その最
も基本は逆立ちや丸太乗りに代表される「安定化」です。どのような
時に、どうしたら安定化できるかを、具体例を通して考えてみます。


テーマ2.「点と線の世界の、簡単な問題と難しい問題」 

 点と線で構成された、グラフ理論と呼ばれる数学の分野があります。
この分野の代表的な問題を紹介し、見かけは似ている問題なのに、簡
単に解けるものと解けないものがあるということを体験してもらいま
す。


テーマ3.「身近な構造物の設計のための数理」     

 建物や橋,自動車など,身の回りの構造物は,これまで,設計者が
経験や勘を頼りにして試行錯誤しながら設計されてきました.これに
対して,「最適化」という数理工学の道具を使うことで,経験や勘に
頼ることなく構造物を合理的に設計する方法を,例をあげて紹介しま
す.


テーマ4.         

 近年,ヒト・サル・ネズミなど様々な生物の遺伝子が解読されてき
ています.遺伝子情報の解析や生物の進化過程モデルなど,生物分野
で扱われる数理的手法の一端を具体例を交えつつ紹介します.


テーマ5.「勢力圏図で位置取りの良さを測る --- 店舗の出店からチ
            ームスポーツ選手の動きまで ---」     
 
 いくつかの個体が場所を占めているとき、周りの空間はそれらの個
体の勢力圏に分割されると考えることができます。この勢力圏図形を
手がかりとして、いろいろな場面で個体の位置取りの良さを数理的に
測る方法とその応用について紹介します。


テーマ6.「だまし絵と立体認識」       

 絵を理解するコンピュータを開発するための研究と、その中で見つ
かった不思議な立体を紹介し、「見る」とはどういうことなのかを一
緒に考えていただきます。