投稿日:2009/02/12投稿者:杉原厚吉
  「数理情報学セミナー」のご案内

時:2009年2月24日(火)13時から14時30分まで

所:工学部6号館3階セミナー室A,D

講師:山西健司氏(数理情報学専攻・教授)

題目:情報論的学習理論とデータマイニングへの応用:
    基礎から事業化まで

概要:
 大量のデータからデータの生成メカニズムを推定し、埋もれた
知識を発見する営みを機械学習とよぶ。本講演では、情報理論に
おけるデータ圧縮の立場から統一的に機械学習のアルゴリズムの
設計と解析にアプローチする「情報論的学習理論」の体系につい
て概説する。そこでは、「確率的コンプレキシティ」と呼ばれる
統計概念が中心的役割を果たす。確率的コンプレキシティおよび
その様々な拡張を通じて様々な学習アルゴリズムが生まれ、それ
が真に学習の本質に結びついていることを概括する。
 さらに、学習理論の結果を現実のデータマイニングの問題、特
に異常検知やテキストマイニングに適用した事例を示す。異常検
出では、情報犯罪の検出・システム障害検出などに、テキストマ
イニングでは、自由記述アンケート分析 CGM(Consumer Generated 
Media)分析などに実際に機械学習理論が活用してきた。その現実
への適用の魅力と事業展開の難しさなどについて紹介したい