投稿日:2010/06/04投稿者:竹村 彰通
   第12回「高校生のための数理工学見学会」

 時:2010年8月6日(金)10時から16時まで
 所:東京大学本郷キャンパス工学部6号館、14号館
 共同主催:東京大学工学部計数工学科数理情報工学コース
      東京都高等学校数学教育研究会

 参加申し込み先:東京都高等学校数学教育研究会 逸見 由紀子先生
         (東京都立西高等学校) FAX 03-3247-1340

プログラム

(午前)

 9:40〜10:00    受付

10:00〜10:05    あいさつ

10:10〜11:00    講義1

 「確立・統計で遊ぶ」          

 コインを実際に投げて表の出た回数を数えたり、トランプの数当て
ゲームなどで遊びながら、確率の計算がどのように現象に適合するのかを体験します.


11:10〜12:00    講義2

 「動きをデザインする科学技術『制御』:丸太乗りロボットの数理と制御」

 ロボットなどを望み通りに動かず技術は「制御」と呼ばれます.その動きを
数式であらわすことにより、どのような操作を加えれば上手く動いてくれるのかが
わかります.このような制御の技術が身の回りのものから先端技術に至る様々な
分野で担う重要な役割を紹介します.またその一例として、丸太に乗り続ける
ロボットの実演を行います.

12:00〜13:00     昼休み

(午後)

13:00〜16:00     見学

テーマ1.「音声・音楽処理の手法」   

計数工学科システム情報第一研究室で開発されている,音声や音楽処理の最
新の手法を体験します.三角関数や確率理論を活躍させて、和音を分解したり、
打楽器音と持続音を分離したり、歌声だけ消してカラオケを作ったり、音楽の
テンポやピッチを変えたり、自動作曲したり、自動伴奏をします。数学なしに
は、機械にこんな芸当はできません。


テーマ2.「パターン認識の数理」            

パターン認識は,コンピュータがデータに現れるパターンを自動で学習し人
間の代わりにデータを分類するための手法です.今回は顔認識を扱い,その裏
にある仕組みと数学理論を説明します.また動画像から人の顔を抽出する方法
や有名人の誰に似ているかを判定するプログラムのデモを行ないます.


テーマ3.「お釣りのコイン枚数最小化」
 
 色々な組合せの中から最も良い解を求める問題は組合せ最適化問題と
呼ばれています.ここではある金額の品物を買うときに,
お釣りのコインの枚数を最小にする支払い方法を求める問題を例に,
組合せ最適化問題の基本的な解法である貪欲法と動的計画法を紹介します.


テーマ4.「リスクと上手に付き合うための数理 ー金融工学の考え方ー」
 
 私たちの生活の中には,思いもしない困った事態が起こるリスクがあります.身
近なリスクの例として,電車が遅れて授業に遅刻するとか,株価が突然下がって
しまった,など様々なものが挙げられます.そういったリスクと上手に付き合う
ための数理的な考え方を,具体例を通して紹介します.