投稿日:2011/07/25投稿者:竹村 彰通
   第13回「高校生のための数理工学見学会」

 時:2011年10月1日(土)13時から16時10分まで
 所:東京大学本郷キャンパス工学部6号館
 共同主催:東京大学工学部計数工学科数理情報工学コース
      東京都高等学校数学教育研究会

 参加申し込み先:東京都高等学校数学教育研究会 逸見 由紀子先生
         (東京都立青山高等学校) FAX FAX  03-3404-0182

プログラム

テーマ1: 視覚の数理と立体錯視
担当者名:杉原厚吉
概要:絵や写真を見て奥行きを理解する人の知覚機能を数理的に探ると、
錯覚の起こる仕組みがわかるだけでなく、新しい錯覚現象を作り出すことも
できるようになります。このことを、「不可能モーション」錯視の新作とともに
紹介します。


テーマ2:音楽を計算する
担当者名:齋藤大輔、亀岡弘和、嵯峨山茂樹
概要:人と音楽との関わり方には作曲、演奏、伴奏、聴取などいろいろな面がありま
すが、コンピュータにそれをさせるにはどうすればいいのでしょうか? 東大で
行っているこの分野の最新の研究内容を分かりやすく解説します。自動作曲で
は、任意の日本語を与えて、好みのコード進行やリズムを決めると、自動的に
旋律を作り、伴奏に乗せて合成音声で歌うシステムの原理を紹介します。自動
伴奏では、人のピアノ演奏でテンポが変動し弾き間違いや任意のジャンプをし
ても、楽譜中のどこを演奏しているのかを推定して追跡して、オーケストラ伴
奏を鳴らします。音楽の音の解析・加工については、和音を個々の音に分解し
て、音高を部分的に変えたり、音色を変えるなどの操作を行います。これらの
技術では、三角関数や確率や行列などの高校からの数学がいかに活躍するかも
併せて解説します。


テーマ3:「ビュフォンの針」に現れる確率・統計のエッセンス
担当者名:田中冬彦
概要:「ビュフォンの針」の実験を通じて、確率・統計的な考え方のエ
ッセンスを体得します。

テーマ4:実践ゲーム理論
担当者名:河瀬 康志(数理2研D1)
概要:ゲーム理論とは将棋やチェス,ジャンケンといったものから政治や経済に
至るまで様々な問題を扱う学問です.
ここでは,具体的な問題を通して,均衡などのゲーム理論の概念について紹介し,
それらを実際に体験してもらいます.

テーマ5: 確率・統計の歴史から
担当者名:竹村彰通
概要:確率論はパスカルとフェルマーの往復書簡から始まりました.その他にも確率
や統計の歴史にはいろいろな数学者が登場します.ここでは,確率や統計の歴史の中
に出てくる問題のうちで,現代の高校生でも習うような問題を,その歴史的背景とと
もに説明します.