成果

システム情報第9研究室
(生田 幸士教授,池内 真志講師)

バイオマイクロマシン:

レゴキットのように複数のマイクロ化学チップを結合して様々な分析・合成系を構築できるユニークな「化学集積回路」(化学ICチップ)の基盤技術の創製と、体内埋め込み型デバイス、システム生物学応用を進めている。20世紀のエレクトロニクスの進展が高度情報化社会をもたらしたように、本プロジェクトで展開される化学ICチップが21世紀のバイオ医療を革新する。最近では、人工毛細血管や再生医療用ナノデバイス、体内埋め込み型化学ICチップなどの開発にも注力している。

マイクロ光造形法と光駆動ナノマシン:

3次元マイクロマシン作製手法の草分けであるマイクロナノ光造形法を駆使し、世界最小の10ミクロンの遠隔操作ロボットの試作に成功している。数ミクロンサイズの生きた細胞からの反力を感じながらレーザ光で微細操作できるシステムも完成。

新原理メディカルロボティクス:

未来の医療用ロボティクス・メカトロニクスの実現には、従来のメカトロニクスの流用では限界がある。この理由は、工業と医療ではメカトロニクスに対するニーズに大きな隔たりがあるからである。そのため医療メカトロニクスの構築が重要となる。この観点から、単に新しい医療機器の個別開発だけに留まらず、医療メカトロの基盤技術全体の向上を目的とした次世代のロボティクスを探求している。脳内など深部臓器の遠隔微細手術を可能にする「マイクロフィンガー」など、名医でもツールが入らない部位の手術にトライしている。