VRコンテスト

VRコンテスト

IVRC

IVRC(国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト)は、バーチャルリアリティをテーマとした、インタラクティブな作品のコンテストで、1993年から開催されています。企画書による書類審査、プレゼンテーション審査などを通過したチームのみが決勝大会に進み、実際に一般の方々の前で作品の展示を行います。そのため、作品の完成度や実装力だけでなく、アイディアや企画力、プレゼン能力などチームの総合力が問われます。

計数工学科では1999年より学生有志チーム「ARIEL」が参加し、総合優勝を果たしたり、アメリカの国際学会SIGGRAPHに採択されたりするなど、数々の優れた成績を残してきました。2011年は五月祭の展示に関わった一部のメンバーが中心となって参加し、日本科学未来館で行われた決勝大会において、岐阜VR大賞(3位入賞)、ソリッドレイ研究所賞を受賞しました。

ARIEL

ある日の活動風景
ある日の活動風景

ARIEL(Artificial Reality and Intelligent Engineering Lovers)は、計数工学科の学部有志、特に3年生を中心に構成されているものづくりサークルです。活動内容としては、IVRCなどのコンテストに参加するほか、毎年本郷キャンパスで行われる五月祭での作品展示を行ったりしています。

システム情報工学・数理情報工学の両コースの学生が、それぞれのコースで学ぶ制御、信号処理、センシングなどの技術を応用・融合・発展させて、

  • 見て触れて感じて楽しい
  • しかも奥が深い

インタラクティブなシステムの開発を目指しています。

様々な分野の先輩からのアドバイスが受けられるのはもちろん、学科所属の研究室にも色々な形でサポートを受けています。個人では入手が困難な装置を使わせて頂いたりしたこともあります。授業で聞いたことを実践してみたい、学部時代に何か一仕事やってみたい、そんな学生にお勧めしたいサークルです。

過去の実績

  • 2013年度 「お絵かき水族館」 NHKサイエンススタジアム参加
  • 2011年度 「ミライディア」 IVRC 3位 ソリッドレイ研究所賞 DCEXPO/ConTeX賞
  • 2009年度 「音が見える」 IVRC 一次選考通過
  • 2007年度 「バーチャルボクシング」「ペットボトル振動子」
  • 2006年度 「データグローブ」「反認識型お絵かきシステム」
  • 2005年度 「DumptyRumpty」 IVRC出場
  • 2003年度 「Sky-Image」 IVRC 明和電機賞
  • 2002年度 「バーチャルカーチェイス」 IVRC 岐阜VR大賞
  • 2001年度 「海中遊泳」 IVRC 企画委員長賞
  • 2000年度 「バーチャルチャンバラ」 IVRC 総合優勝、SIGGRAPH2001出展
  • 1999年度 「バーチャル金魚すくい」 IVRC 総合優勝、NHKデジタル・スタジアム出演

過去の作品から

IVRC2003 明和電機賞 Sky-Image
傘を開くとその中に様々な風景や模様が投影され、単に雨をしのぐだけの道具から傘という「デバイス」を進化させてしまった作品。残念ながら完成形には至りませんでしたが、ユニークでユーモラスな発想が高く評価されました。
IVRC2002 岐阜VR大賞 バーチャルカーチェイス バーチャルカーチェイス
回転する2つの車輪によって生成されるモーメントにより、カーレースで身体にかかるGや衝撃を体験させる作品。本番前の開発の様子がNHKニュースで紹介されたほか、BSのメディアアート紹介番組デジスタにも出展、多数の芸能人の方々にも体験していただきました。
IVRC2001 企画委員長賞 海中遊泳 海中遊泳
歩行運動器具と自作ロボットアーム、そしてコンピュータグラフィックスのコンビネーションで海中を自由に泳ぎまわる感覚を体験者に与え、水中のインタラクションを楽しむことにできる作品。この年のIVRCのテーマ「開放感」にふさわしい、癒し系の作品に仕上がりました。
IVRC2000 総合優勝 バーチャルチャンバラ バーチャルチャンバラ
回転する錘を急停止する際の慣性力で、チャンバラの「手ごたえ」を感じさせることに成功した名作。国際学会SIGGRAPHに採択され、米国での展示を行ったほか、「手ごたえ」発生装置は特許出願中です。
IVRC ’99 総合優勝 バーチャル金魚すくい バーチャル金魚すくい
ロボットアームの先に取り付けられたポイ(網)を使って画面中の金魚をすくいあげる、ARIELの原点とも言える作品です。もちろん、ポイからは金魚の感触が伝わってきます。NHK教育テレビでも紹介されました。

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