学位論文
Chemical Master Equation に基づく分子数分布の高精度近似計算
- 平野 明成
- (指導教員:津村 幸治 准教授/ システム情報第5研究室)
研究概要
細胞内の化学反応を数理的にモデル化し、計算する方法について研究を行った。分子一つまで追えば精度は高いが計算が膨大になる。高速な手法もあるが精度は十分でない。そこで従来法より改良し、精度と計算時間を両立した新手法を提案、検討した。
卒論の感想
細胞のサイズでは、分子一個一個のゆらぎが無視できない。そのため、モデルは確率論を含んだものとなる。確率的なモデルを扱う上で、履修した数理の専門科目が役に立った。