学位論文

独立半正定値テンソル分析における最適化アルゴリズムの研究

福重 敢太
(指導教員:猿渡 洋 教授、小山 翔一 講師/システム情報第1研究室)

研究概要

優決定条件ブラインド音源分離手法である独立半正定値テンソル分析を取り扱った.従来手法における分離行列更新アルゴリズムの収束性が保証されていないことを指摘し,収束性が保証された新たなアルゴリズムを提案した.2音声混合音から個々の音声を分離する実験を行い,提案手法の有効性を示した.

2音声分離実験における(a)従来手法と(b)提案手法でのコスト関数値(負対数尤度関数値)の挙動.従来手法では不動点反復法の反復回数(l)を変えて実験を行った.


卒論の感想

従来手法のサーベイから提案手法の導出,実装及び実験といった研究の一連の流れを体験でき有意義であった.論文執筆に関しても多くのことを学べ,充実した半年間であった.

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