学位論文

撹乱母数を持つ量子状態モデルの仮説検定

竹内 琢磨
(指導教員:竹村 彰通教授/ 数理情報第4研究室

研究概要

量子情報理論において,送受信される量子状態に対して受信者には未知の状態変化がかかるもとで,受信者が元の状態を判断する状況を考える.特殊な1つの量子ビットの送受信の場合について,状態判断の為の妥当な仮説検定の構成法が先行研究により考案された.本研究では上記手法を特殊な2つの量子ビット,一般の1つの量子ビットの送受信に対して拡張して仮説検定を構成した.更に,その性能を数値的に確かめた.

状態変化の大きさに対する仮説検定の検出力


卒論の感想

本学科では少し異色な研究テーマであるため,概念の理解,他者への説明で大いに苦戦しました.その分,本研究を通じて学べた事も多く,自己練磨に繋がる良い機会となりました.研究室の先生や学生を始め,沢山の方々に支えられた半年間でした.

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