確率予想ゲームにおける賭け戦略について

李靖

（指導教員：竹村　彰通教授／ 数理情報第4研究室）

研究概要

本研究ではゲーム論的確率論に基づく確率予想ゲームにおける賭け戦略について考察した.具体的には,3人のプレーヤー(Forecaster,Skeptic,Reality)からなるコイン投げゲームを想定する.Forecasterが出す確率予想とRealityが出す0,1の結果に対して,もう1人であるSkepticがどのような戦略で賭ければ資金を増やすことができるかを考える.対数オッズ比を用いたいくつかの戦略の性質を導き,シミュレーションデータ及び降水確率の実際のデータに対してこれらの戦略の数値実験を行った.

対数オッズ比に対する重回帰モデルに基づく戦略に対する資産の動き

卒論の感想

研究に関する基本的なことなどを色々な人に教えて貰えて非常に有意義でした．ご指導いただいた竹村先生や，共同研究をさせていただいた他の教授たちに改めて感謝したい．