システム1-猿渡

教員紹介

猿渡 洋(さるわたり ひろし)
猿渡 洋

東京大学大学院 情報理工学系研究科
システム情報学専攻
教授

〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1 工学部6号館 244号室
Tel: 03-5841-8706
Fax: 03-5841-6904

E-mail:hiroshi_saruwatari@ipc.i.u-tokyo.ac.jp

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略歴

1993年 名古屋大学大学院工学研究科電気系専攻博士前期課程修了
1993年 セコム株式会社IS研究所研究員
2000年 名古屋大学大学院工学研究科電子情報学専攻博士後期課程修了,工学博士
2000年 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科・助教授
2007年 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科・准教授
2014年 東京大学大学院情報理工学系研究科教授

研究テーマ

 主に音メディアに関する現象の理解・情報処理・制御を目指し、波動場を意識した新たな信号処理の創出及びそれを応用した情報処理システムの構築に関して研究を行う。具体的には、以下に示す統計数理・機械学習論的信号処理の研究を通じて、人間の音情報処理能力の拡張や新しい芸術創出への工学的貢献を目指す。

1. 音響信号処理に基づくコミュニケーション拡張:
統計的アプローチを駆使し、事前教師情報を必要としない柔軟なブラインド信号処理系を実現する。また、それを応用したヒューマンインターフェイスやユニバーサルコミュニケーション支援システムの構築を行う。
2. 音楽信号処理・音拡張現実感:
多様な音メディアに対し機械学習論的な手法を適用し、時空間頻出パタンに基づく信号解析など、高品質な音楽情報処理系を実現する。また、本処理と波面合成理論に基づく立体音再現を融合し、音拡張現実感システムを構築する。
3. 非線形信号処理系の数理解析と感性定量化:
音声・音響信号処理に用いられる非線形信号処理系の高次統計量解析を通じて、人間にとって「聴覚的に」意味のある統計的推定方法は何かを追求し、新しい信号処理系の枠組みを構築する。

主な論文・著書

R. Miyazaki, H. Saruwatari, et al., “Musical-noise-free speech enhancement based on optimized iterative spectral subtraction,” IEEE Trans. on Audio, Speech and Language Processing, vol.20, no.7, pp.2080-2094, 2012.
H. Saruwatari, et al., “Musical noise controllable algorithm of channelwise spectral subtraction and adaptive beamforming based on higher-order statistics,” IEEE Trans. on Audio, Speech and Language Processing, vol.19, no.6, pp.1457-1466, 2011.
H. Saruwatari, et al., “Blind source separation based on a fast-convergence algorithm combining ICA and beamforming,” IEEE Trans. on Speech and Audio Processing, vol.14, no.2, pp.666-678, 2006.

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