知覚の測定と解析

◆実験内容:
 動きや物体形状などの視覚情報処理は,大半が大脳新皮質において行われており,視覚情報処理メカニズムの研究においては大脳での情報処理を知ることが不可欠である.視覚の機能を測定する方法には,自覚的測定と他覚的測定とがある.前者は,前もって定められた判断基準に従って視覚刺激の見えを被験者が主観的に判断し,その結果を言語あるいはスイッチなどで報告する方法で,心理物理学的測定法とも呼ばれる.後者は,被験者の主観的な判断によらず,視覚刺激に対する被験者(動物も含む)の生体反応を計測する方法で,電気生理学的測定法,行動学的測定法,非侵襲脳機能計測法がある.
◆担当教員から学生へのアドバイス:
 普段特に意識することは少ないかもしれないが、視覚は人間にとって非常に重要な機能である。定量評価の困難な対象を、工学的に取り扱う際の手法・考え方等を学んで欲しい。
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