システム10-稲見

教員紹介

稲見 昌彦(いなみ まさひこ)

東京大学大学院 情報理工学系研究科
システム情報学専攻
教授

〒113-0033 東京都文京区本郷 7-3-1 工学部 6 号館 240号室
Tel: 03-5841-8695
Fax: 03-5841-8695

E-mail:masahiko_inami@ipc.i.u-tokyo.ac.jp

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略歴

1996年 東京工業大学 大学院生命理工学研究科 バイオテクノロジー専攻 修士課程修了
1999年 東京大学 大学院工学系研究科 先端学際工学専攻 博士後期課程修了,博士(工学)
1999年 東京大学 国際・産学共同研究センター・リサーチアソシエイト
2001年 東京大学 大学院情報理工学系研究科 システム情報学専攻・助手
2003年 電気通信大学 電気通信学部 知能機械工学科・講師
2003年 独立行政法人 科学技術振興機構・さきがけ研究員(併任)
2005年 電気通信大学 電気通信学部 知能機械工学科・助教授
2005年 マサチューセッツ工科大学 コンピュータ科学人工知能研究所・Visiting Scientist(併任)
2006年 電気通信大学 電気通信学部 知能機械工学科・教授
2008年 独立行政法人 科学技術振興機構 ERATO 五十嵐デザインインタフェースプロジェクト・グループリーダー(併任)
2008年 慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科・教授
2015年 東京大学 大学院情報理工学系研究科 システム情報学専攻・教授
2015年 慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科・客員教授(併任)
2016年4月 東京大学 先端科学技術研究センター・教授
2017年4月 JST ERATO 稲見自在化身体プロジェクト・総括

研究テーマ

生理的知見に基づき、身体性をシステム的に理解し設計可能とする「身体情報学」に関する研究に興味を持つ。

・自在化技術
機器に代替作業をさせる「自動化」と並立する概念として、本来人がやりたいことを人とシステムが「人機一体」となり、自在に行うことを可能とする「自在化」を提唱している。この自在化を実現するために、人間の身体・行動をシステム的に理解することを目標とする。

・新たな身体性の獲得
バーチャルリアリティ、拡張現実感、ウェアラブル技術、ロボット技術、テレイグジスタンスなどを援用し、人間の能力を拡張することで、超身体、脱身体、変身、分身、合体など、新たな身体観を獲得するための研究開発を行い、社会実装をゴールに定める。

・エクスペリエンス工学
体験とは、結果に至る主観的な過程である。エンタテインメントコンピューティングや超人スポーツなどの研究開発を通し、体験・経験を適切に設計し、記録、再生、伝達することを目指す。

主な論文・著書

Takeo Igarashi and Masahiko Inami, Exploration of Alternative Interaction Techniques for Robotic Systems, Computer Graphics and Applications, IEEE, vol.35, Issue 3, pp.33-41, 2015.5
Susumu Tachi, Masahiko Inami and Yuji Uema: The Transparent Cockpit, IEEE Spectrum, vol.51, no.11, pp.52-56, 2014.11.
松原仁,松野文雄,稲見昌彦,野田五十樹,大須賀公一 編集,ロボット情報学ハンドブック,ナノオプトノクスエナジー,近代科学社, 2010.3
柳田康幸,稲見昌彦,苗村健,VRコンテンツ,バーチャルリアリティ学(舘,佐藤誠,廣瀬通孝 監修),7章を分担執筆,工業調査会, 2010.1
新居英明,ラメッシュ・ラスカル,藤井智子,常盤拓司,稲見昌彦,STGC(シングルトラックグレイコード)を用いた投影型空間エンコーダ,電子情報通信学会論文誌 D,92(10), pp.1784-1792, 2009.11