データ構造

データの集まりを計算機の中で効率的に扱うには,一定の形式にのっとってデータを系統立てて格納することになる.計算機科学において,この形式のことをデータ構造と呼ぶ.同じ内容のデータに対してそれを表現するデータ構造が異なれば,必要とする記憶領域が異なるだけではなく,プログラムを実行する際の能率も大きく左右される.データ構造とそれを処理するプログラムの制御構造とは互いに深く結びついており,このデータ構造をどのように設計するかがアルゴリズム(プログラム)の効率に大きく影響するので,これまでに,様々なデータ構造が考案されてきた.基本的なデータ構造として,配列,スタック,キュー,線形リスト,木構造,グラフ,ハッシュ表などがある.

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