システム情報談話会を2021年11月22日にオンラインで開催します

システム情報談話会

東京大学情報理工学系研究科システム情報学専攻/工学部計数工学科システム情報工学コース 談話会

システム情報学専攻 若手研究者1名による談話会をZoomオンラインで開催します。

  • 日時:2021年11月22日(月) 17:00-18:00

学内外からの参加をひろく募集します。奮ってご参加ください。
学内のメール案内を受領されていない方は、下記Google Formsよりお申し込みください。回答後のページにZoom URLが表示されます。当日16時までにZoom URLをメールでもご案内します。
申込締切は11月21日(日) 17時です。
申込フォーム

講演者: 宮廻 裕樹 先生、博士(情報理工学)

東京大学大学院 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 助教

題目: 細胞・生体分子システムの「かたち」を制御する物理システムと計算論
~人工細胞膜から細胞集団まで~

概要: 生物を構成する細胞は,細胞内外を隔てる脂質膜や細胞の構造を支える細胞骨格などの生体分子によって様々な形態をとる.そのため,細胞集団や生体分子システムの形態を制御する技術は,細胞・分子の機械特性の計測や細胞組織工学などの幅広い分野で必要とされている.しかし,これらの生体システムは細胞・分子の相互作用による自己組織化によってボトムアップに構築されるため,個々の構成要素を操作して全体の形態を変えるというトップダウン的な制御を行うことは困難である.
本講演では,細胞・分子システムがつくる自己組織化構造の物理モデルに着目し,その形態制御を実現するマイクロ・ナノ工学技術と数理的な計算論について紹介する.前半では,細胞の形をつくる脂質膜の流体力学モデルについて説明し,平面脂質膜の流動性や形状の制御を可能にするナノ電極ディスプレイ技術について紹介する.後半では,配向性を示す細胞集団の液晶理論によるモデル化と微細構造による配向場の制御法について説明する.また,細胞集団の配向場やトポロジカル欠陥の生成位置を求める順問題・逆問題の解法と実験検証例について紹介する.

URL:
奈良・長谷川研究室 http://www.inv.ipc.i.u-tokyo.ac.jp/index.html



問い合わせ先:
system-colloquium-group[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp

※システム情報談話会の運営は、東京大学オンキャンパスジョブのサポートを受け、情報理工学系研究科システム情報学専攻博士課程の有志の大学院生(久保田祐貴、三河祐梨、江田尚弘)が行っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です