計数工学科システム情報工学コースオンライン見学会(2020年7月14日)

計数工学科システム情報工学コースでは、2020年7月14日(火)に当コースのオンライン研究室見学会を下記の概要で開催します。
本見学会は2020年度学術フロンティア講義「サイバネティクス入門 ―物理・生物・社会と情報を繋げるシステムの科学-」の
の研究室見学会をを兼ねていますが、受講者以外の方も参加頂けます。
興味のある方は是非ご参加ください。

日時:2020年7月14日(火曜日) 18時45分~
場所:zoomによるオンライン開催
プログラム:

時間 グループA グループB
18:45~18:55 ガイダンス ガイダンス
18:55~19:10 猿渡・小山研 篠田・牧野研
19:10~19:25 奈良・長谷川研 川嶋研
19:25~19:40 津村研 藤田研
19:40~19:55 中村・近藤研 成瀬研
19:55~20:10 稲見・檜山研 池内研
20:10~20:30 フリーディスカッション フリーディスカッション
20:30 終了 終了

参加方法:
学術フロンティア講義「サイバネティクス入門」の受講者以外の方は、オンラインの参加方法を連絡しますので、以下のフォームから申し込みを行ってください。
(講義受講者は申し込みの必要はありません。zoomのリンクはITC-LMS上で確認してください)

S1S2「サイバネティクス入門」 の駒場リサーチキャンパス見学会について

「サイバネティクス入門 ―物理・生物・社会と情報を繋げるシステムの科学-」の授業の一環として6月9日に予定していた

[駒場リサーチキャンパス見学会]は中止になりました。これに代わり、バーチャル先端研公開に合わせ、
「VRセミナー・オンライン懇談会」を開催することになりました。6月5日(金) 13時から開催されます。
本イベントを「学術フロンティア講義の6/9の回」の代わりとします。
https://cluster.mu/e/02cc89f5-644b-4e61-8294-6f929f4b846b

なお、本回については出席は自由であり、出欠は取りません。

問い合わせ等あるときは稲見昌彦教授(drinami_AT_star.rcast.u-tokyo.ac.jp)まで連絡をお願いします。

オペレーティングシステム研究室

 

教員名をクリックすると、各教員のプロフィールが表示されます。

オペレーティングシステム研究室
– 世界を制御するソフトウェア –
研究室のHomePage→
品川 高廣
品川 高廣

准教授
オペレーティングシステム(OS)
AIからIoTまで世界のあらゆる場所で使われるコンピュータを制御している基盤ソフトウェアであるOSの高性能化に関する研究開発をおこなっている。
仮想化ソフトウェア
我々の研究室で開発した国産の仮想化ソフトウェア「BitVisor」をベースとして、OSをも制御下に置く最先端ソフトウェアに関する研究開発をおこなっている。
セキュリティ
OSや仮想化ソフトウェアをベースとして、システム全体のセキュリティ向上に関する研究開発をおこなっている。

通信システムアーキテクチャ研究室

 

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通信システムアーキテクチャ研究室
– 情報通信を支えるインフラの研究 –
研究室のHomePage→
関谷 勇司
関谷 勇司

教授
高信頼かつ安全な通信システム
インターネットの信頼性と広帯域化を支える基盤技術を研究する。
ソフトウェア技術を活用したインフラアーキテクチャ
仮想化技術を用いた新たな通信システムアーキテクチャの研究開発を行う。ソフトウェア技術の利点を活かした、柔軟性と規模性を両立 した通信システムアーキテクチャの確立を目指す。
AI を用いたサイバーセキュリティ対策
高度化・巧妙化するサイバーセキュリティ脅威に対抗するためにAIを用いてサイバーセキュリティ脅威の検知と対策のアシストを実現する。

情報伝達システム数理研究室

 

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情報伝達システム数理研究室
– 先進的情報通信ネットワークやそのアプリケーションの実現のための数理的手法の研究 –
研究室のHomePage→
斎藤 洋
斎藤 洋

教授
ネットワーク空間設計
ネットワークの地理的・幾何学的形状設計
ネットワーク空間制御
ネットワークの地理的・幾何学的形状制御
IoTアプリケーション
IoTでもたらされる多様なセンシング情報を用いたアプリケーション

システムズ薬理学研究室

 

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システムズ薬理学研究室
– 全細胞を解析し眠りや意識を理解し制御する –
研究室のHomePage→
上田 泰己
上田 泰己

教授
全脳全細胞解析技術の確立
ヒトや哺乳類の脳内の全ての細胞を解析する技術基盤を確立することで、全細胞の位置情報を含む1細胞解像度脳アトラスを作製し脳の機能の理解を目指す。
睡眠測定プラットフォームの開発
呼吸や腕の動きなど簡便に取得できる時系列データを元に機械学習を用いて簡便かつ高性能な睡眠判定法を開発し、ヒト集団レベルの睡眠・覚醒リズムの理解と制御を目指す。
睡眠・覚醒リズムのモデリング
睡眠・覚醒リズムの本態を表現することができる分子レベル・細胞レベル・組織レベル・個体レベル・集団レベルの様々な階層のモデリングを行い、睡眠・覚醒リズムの本質に迫る。
ケモインフォマティクスを用いた医薬品の創製
特定の活性を有する化合物を予測することで創薬や実験試薬の候補を予測するアルゴリズム開発を行い、最終的には睡眠・覚醒リズムの制御を目指す。

品川 高廣

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教員紹介

品川 高廣(しながわ たかひろ)
品川 高廣

東京大学大学院 情報理工学系研究科
システム情報学専攻(兼務)
准教授

〒113-8658 東京都文京区弥生2-11-16 情報基盤センター 414号室
Tel: 080-9438-5190

E-mail:shina @ ecc.u-tokyo.ac.jp

[ホームページ]

略歴

2003年 東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻博士課程修了、博士(理学)
2003年 東京農工大学工学部情報コミュニケーション工学科助手
2007年 筑波大学大学院システム情報工学研究科講師
2011年 東京大学情報基盤センター准教授

研究テーマ

コンピュータのハードウェア(物理世界)とソフトウェア(情報世界)の境界線上に位置する低レイヤ(深層)のシステムソフトウェアに関する研究開発をおこなっている。
オペレーティングシステム(OS)や仮想マシンモニタ(VMM)などの基盤システムを中心に据えつつ、ミドルウェアから分散システムまでシステムソフトウェア全般が研究対象である。Linux や Windows, macOS, iOS, Android などの既存のOSや、我々の研究室で独自に研究開発している国産の仮想化ソフトウェア BitVisor などをベースとして、性能、機能、安全性、信頼性、 管理性、抽象化などの観点から、サーバやクラウド、データセンターなどの大規模システムからデスクトップ、スマートフォン、IoTデバイスなどの組み込み機器まで様々なコンピュータ・システムを対象として、新たな概念に基づく次世代システムソフトウェアの実現に資する世界最先端レベルの研究開発をおこなっている。
(1) オペレーティングシステム: 既存のOSのカーネルを改良することで、様々な機能向上や性能改善を実現するための研究開発をおこなっている。また、次世代コンピュータ向けに、本研究室で独自のOSを研究開発することも目指している。
(2) 仮想化ソフトウェア「BitVisor」: 国産の仮想マシンモニタである「BitVisor」をベースとした研究を数多くおこなっている。 BitVisor は仮想化技術を活用してセキュリティやシステム管理など新たな機能をOSに依存せずに実現することを目的としている。
(3) セキュア・コンピューティング: OSカーネルや仮想化ソフトウェア、さらにはコンパイラやアプリケーションとも連携することで、システム全体としてセキュアなコンピューティング環境を提供することを目指している。

主な論文・著書

Keiichi Matsuzawa, Mitsuo Hayasaka, Takahiro Shinagawa. Practical Quick File Server Migration. ACM Transactions on Storage, Vol. 16, No. 1, Mar 2020. 30 pages.
Takaaki Fukai, Takahiro Shinagawa, Kazuhiko Kato. Live Migration in Bare-metal Clouds. IEEE Transactions on Cloud Computing, Jul 2018. 14 pages.
Yushi Omote, Takahiro Shinagawa, Kazuhiko Kato. Improving Agility and Elasticity in Bare-metal Clouds. In Proceedings of the 20th International Conference on Architectural Support for Programming Languages and Operating Systems (ASPLOS 2015), pp. 145-159, Mar 2015.